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通過のLogix [DCC]

快速列車が通過するときのLogixを紹介します。

通過1.png

発動する条件は4つです。
(1)ID20番以下(快速か特急)が上第2閉塞に入った。(R1)
(2)前の列車がいるときにLT3ポイントを変えるとまずいですので、ここのセンサーがイナクティブ。(R2)
(3)東4場内が空いている(ここを通過する)つまりここのセンサーがイナクティブ(R3)
(4)東3場内からの出発指令がない(=アクティブ)(R4)
(R4)はすでに3番線から列車が通過しようとしていないかを判定しています。指令がスカタンだと後続列車が来ているのに待避線の列車に発車指令を出してしまうことがあり、この場合に先のポイントを切り替えてしまうと脱線・ショートしてしまうからです。

全ての条件をANDで繋ぎ、つまり全ての条件を満たしたときに、以下の動作をします。
(あ)4番線を通過する接近放送を流します。
(い)1秒後にLT3ポイントを定位に切り替えます。
(う)3秒後にLT1ポイントを定位にします。
(え)東4番線の出発信号機を制御しているセンサーをオフにします。出発信号機の設定をしたときに追加した制御センサーです。これがアクティブなら信号は赤現示です。イナクティブなら先の閉塞信号機と連動し、赤/貴/青現示となります。
通過の場合は指令の操作なしにしています。

これを上手く動かすには出発後に発射指令で切り替えたセンサーを場内が空になったときにイナクティブにする必要があります。

別のConditionalで東3場内通過することも出来るように設定しております。

2つの列車が続けて通過していく場合に、後続列車が上第2閉塞にはいるタイミングと、先行列車が第4場内を抜けるタイミングで(え)の動作でセンサーをイナクティブにした後に、アクティブにしてしまうことがあります。これをうまく処理してやらないといけません。
タグ:DCC

待避線に誘導するLogix [DCC]

普通列車が快速列車に抜かされるときに待避線に入るLogixを紹介します。

退避4.png

第2閉塞に入ったときに判定します。たとえば、上のような状態です。

退避5.png

発動する条件は4つです。
(1)21番や22番のIDの列車は普通列車ですが、これが上第2閉塞に入った。(R1)  貨物列車も31なので、同じ動作になります。
(2)前の列車がいるときにLT3ポイントを変えるとまずいですので、ここのセンサーがイナクティブ。(R2)
(3)後続列車がいることを示す「東3退避」(前日の記事参照)センサーがアクティブ(R3)
(4)東3場内が空いている、ここのセンサーがイナクティブ。(R4)

全ての条件をANDで繋ぎ、つまり全ての条件を満たしたときに、以下の動作をします。
(あ)3番線で通過待ちをする接近放送を流します。
(い)1秒後にLT3ポイントを反位に切り替えます。

接近放送は駅のスピーカーから流れれば格好良いのですが、PCのスピーカーから流れます。接近放送は声優の方の著作権があるらしくアップは控えさせていただきます。
時間スケールが実物とかなり違いますので、放送後すぐに列車が来てしまいます。。。

これを設定しておくと、後続列車の状況を考えることなく、自動的にポイントが切り替わってくれます。運転士がswitchコマンドを使って先々のポイントを制御していくのはやっぱりたいへんで、まず始めの最低限の自動化だとおもいます。

別のConditionalで「東3場内が占有されているときは、LT3を定位にする」=空いている場内を使うというLogixも設定しております。このときの接近放送は4番線での通過待ちの放送です。

両方の場内が埋まっているときはなんの動作もしません。場内信号機が赤現示なので、運転士が第1閉塞内で列車を止めます。(現在は自動で停止するようになってます。)こうなると空いた方の場内に誘導するのは手動となってしまいます。なかなか完全自動にはなりませんね。

待避条件の設定 [DCC]

追い越し運転をするための条件設定をご紹介していきます。

まずは、後続に優等列車がいるかどうかの判定です。

退避3.png
赤の在線検知がオンになったときに、その先の駅で通過待ちをするのかどうかの判定です。

ピンクの区間に中央の駅を通過する特急がいる場合、または中央の駅に特急または快速が停車している場合、通過待ちのランプ(センサー)をアクティブにするLogixです。
退避1.png退避2.png

条件のところが少々複雑となっています。
R1、2、6、7が区間(ピンクの区間)に10以下のアドレスの列車がいるという条件、なおかつ真ん中の駅を通過する(R8)場合(ビンクのライン)、また20以下のアドレスの列車が駅のどこか(オレンジの区間)にいるという条件(オレンジのライン)のいずれかで「東3待避」というセンサーがオンになります。そうでない場合はオフです。このセンサーは見せる必要はないのですが、確認のためにパネルには置いてあります。また、クリックすることでトグルすることが出来ますので、手動で待避線に入る(入らない)ようにも出来ます。
続いて、待避センサーがアクティブのときイナクティブのときの場合分けをしながら、先の駅のポイントを操作するLogixを作っていきます。

タグ:DCC Logix

DCCアドレスの変更 [DCC]

信号機の設置が終わりました。現有設備の基本的なハードは出来上がりましたので、これから半自動運転に向けてのプログラミング(というほどでもないのですが)に入ります。

そのまえに、DCCアドレス変更です。
と言いますのも、Digital Command Controlではデジタル信号で列車制御用のコマンドを各列車に送る訳ですが、そのためのアドレスを各列車に積まれたデコーダーに設定します。アドレス番号を割り振るのですが、これまでは特に何も考えずに適当に番号を割り振っていました。しかし特急、快速、普通などある程度の種別、停車や進路のパターンに応じてグルーピングしておくと便利なことが分かりましたので、アドレスの振り直しをしました。

JMRIでは列車のデコーダーパラメーターはRoster Entryとして、管理できます。
7.png
特急を一桁、快速を11番以降、普通を21番以降、機関車(貨物列車)31番以降というふうに振りました。例えば20より小さいIDの列車は通過、とかに場合分けします。また今後列車が増えてもプログラムを書き換える手間が最小限になると期待されます。

JMRIでデコーダーパラメーターの書き換えをする場合は、プログラム線路を使わず、運転用の線路に置いたままで買い換えできて大変便利です(青矢印)。しかしIDアドレスの変更は赤矢印のプログラム用の線路に乗せかえる必要がありました。先頭車のライト点灯用のデコーダーにもM車の駆動用デコーダーと同じアドレスを振り直します。FL12は書き換えた結果を確認できませんので、少々手こずりました。室内灯はデコーダーFR11は割高なので使わず、整流ダイオードとLEDによる常点灯ですので、こちらは関係ありません(室内を消灯することはできません)。


タグ:DCC

SE8c信号機の登録 [DCC]

信号機の設置の続きです。

SE8cに各信号機を接続、レイアウト上に仮設置が終わったら、点灯制御テストです。
例によって、JMRIの設定を行います。

SE8cがLocoNetにつながっている状態で、JMRI PanelProを起動しますと、
DS44やBDL168の時と同じように自動的にTurnout(ポイント)として、Switchアドレスが認識されると思います。SE8cには信号機1つあたり2つのSwitchアドレスを利用して3現示を表現します。なので32機の信号機で64アドレスを使います。ボードのIDをセットすることで257から64ごとのセットを切り替えられます。ID1なら257〜320まで、ID2なら321〜384となります。ID1のデフォルトのままでの使用です。
8.png
このように一連の転轍機として登録されます。

次にSignalHead の登録でSE8c4アスペクトの信号機を登録します。
7.png
ここで、以前「仮想」として設定した信号機を一旦削除して、同じユーザー名でSE8cの信号機を登録すると全て置き換わってくれたと記憶しています。(途中で、Signal Logicの再設定をしなければうまくいったはず。あるいはSignal Logicだけを設定し直したかもしれません。ちょっとうろ覚えです。自動運転のためにこれ以降に何回かSignal Logicをいじってますので。。。)

線路電源のオンで信号機が点灯すると思います。パネルの信号機をクリックすると現示が変わっていきますので、正しい信号機が正しい動作をするか確認していきます。ハンダ付け不良など点灯しないものが2つほどありましたが、特段のトラブルはありませんでした。

IMG_0033_2.jpg

夜景ではこんな感じです。(地形がないので。。。)ちょいと明るすぎですね。

ダイヤ運転への挑戦 [DCC]

週末は運転日です。

レイアウトの工作は全然進んでおらず、遊んでばっかりです。
さて、信号に従ってのATCのようなものが出来てますので、一歩進んでダイヤ運転に挑戦しています。

まずはダイヤの作成ですね。JMRIには内部に時計を持っています。実際の時計よりも速く動くように設定します。まずは実地計測。4倍の時計にしたときに駅間が4分から6分となり、それらしいタイムスケールになることが分かりました。通過する場合は1分ほど速くなります。停車時間は1〜2分。

IMG_0032_2.jpg

6.png

素人の試みですが、ダイヤグラムを書いてみました。1時間分です。①、②がレイアウトパネルの各駅です。赤が特急で2週に1回①駅に止まります。青が快速、①と②に止まります。緑が普通、マゼンタが貨物で、遅いです。停車は出発信号機が赤現示なら自動で止まります。JMRIのLogixで時間ごとに出発信号機を青に変えることで、自動的に出発します。まずは特急と快速のみ自動運転です。閉塞制御のおかげで、普通列車が遅れても追突せずにそれなりに走ります。思い通りに走るのは結構面白いです。全列車制御まで行けば見る方に専念できそうです。


信号機の設置 [レイアウト]

信号機を設置していきます。

SE8cのパネルから4ピンソケットで4芯のモデュラーケーブルを接続します。
IMG_0031.jpg

そこからのばしたケーブルを信号機のために開けた穴に通し、信号機からの4本のラインと抵抗器を挿んで繋ぎます。青色だけ高めの電圧を必要としますので、100Ω、黄と赤は150Ωとしました。抵抗ではなくアノードコモンの側に定電流ダイオードにすれば良かったかもしれません。
IMG_0030_2.jpg
信号機下の穴にモジュラーケーブルを通し、レイアウトの上面でハンダ付けし、下に落としました。
支柱は紙の筒です。全く模してないので模型になってませんが、後々(定年後か?)ちゃんとしたものに取り替えるとして、当面このままです。

とまぁ、ご紹介するのも気がひける出来ですが、こんなものでも信号機。30機を設置しました。

信号機用LEDの購入とハンダ付け [DCC]

もう少し見栄えのいい信号機を安く(30機もあるので)作ろうと思いましたが、
さしたる技術がある訳でもなく、結局子供の工作レベルのものになってしまいました。

ただ、LEDの色だけはこだわりました。青緑色、なかなか無いんですよね。
http://www.linkman.jp/user/shohin.php?p=61070
http://www.linkman.jp/user/shohin.php?p=61072
http://www.linkman.jp/user/shohin.php?p=61073
こちらの青緑色、信号の色と謳ってます。本当はチップLEDでと思ったのですが、
安価なものがなかったのと、精密な工作レベルが足りませんので、3mmφの砲弾LEDです。
これをNゲージでやると全くのスケールオーバーなんですが、信号機が自己主張していて何ともいい感じです。(いわゆる合理化)

IMG_0029_2.jpg
左上、Digitrax社のものよりはまぁ良いかと。

ハンダ付けは木に3mmφの穴を3つあけ、固定して行いました。
写真では黄色が収まってませんが、LEDの帽子のつばを削ると同じ高さで収まります。
これを昨日の記事のようにアノードコモン、アノードを一つの針金にハンダ付けし、カソードにそれぞれ青、黄、赤の電線をハンダ付けして信号機のヘッドを作りました。
これに黒の塩ビ板から切り出し3mmφの穴を開けたスクリーン?をはめて、何とも簡易な信号機の出来上がりです。1機150円ちょっとです。これでも30機あるので。

次回はシグナルデコーダーとの配線です。

タグ:DCC

信号機制御用シグナルデコーダーSE8cの導入 [DCC]

信号機をPCにセットしましたが、やっぱり実際のレイアウトにも設置して光らせたくなります。
そこで信号機専用のシグナルデコーダーを導入しました。

ご本家のマニュアル↓
http://www.digitrax.com/static/apps/products/detection-signaling/se8c/documents/SE8C.pdf

ここからコピーした画像です。
SE8c.png

ボード上にDRV1〜8までの8つのコネクターがあります。
それぞれに10ピンがあり、以下のような組み合わせで4機の3灯式信号機を光らせることが出来ます。

SE8c-2.png

例によって電源は別途44ピンから入れてやる必要がありますが、BDL168と並列でそこら辺に転がっていた12VのDCコンバーターから取っています。

http://www.geocities.jp/meinmodellbahn/dcc/se8c_3sg/se8c_3sg.html
こちらに日本語での詳しい解説がございます。

さて、各信号機との接続は10芯のフラットケーブルを使って、専用のDigitrax社が出している安価な信号機に接続する場合は難しくないのですが、あまりにもの外観IMG_0026_2.jpgとフラットケーブルの扱いやレイアウトパネルの裏(下)での作業が厄介なので、別の接続を考えました。

IMG_0025.jpg
よくわからないと思いますが、10芯のフラットケーブルから基板で信号機1機ごとに展開して、1本ずつ4芯のモジュラーケーブルで出すようにしました。電子パーツもない単なる分岐配線だけの基板です。回路はSE8c-2.pngをみて、フラットケーブルから(1−3、5、7)(10ー3、5、7)(1−4、6、8)(10ー4、6、8)の組み合わせでとりだせば良い訳です。

基板側の準備はこれだけです。



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ダミー信号のセット [DCC]

3分岐ポイントの手前の信号機の設定がうまく行かないことが分かりました。
たとえば下第1閉塞の現示は、前方の3つの場内信号機がすべて赤現示のときには黄現示、
どれか一つでも黄もしくは緑現示のときには緑現示となります。
しかしProtect Signalのところに2つしか信号機をセットできません。どうしたものか。。。

JJJ.png

仕方がないので、ダミーの信号機を設定することにしました。このダミーの信号機はLogixのIX:AUTO:0014で定義されています。中下本場、中3場、中4場の場内信号機のうちどれか一つが黄現示なら黄、dummy-ye.pngどれか一つが緑なら緑、dummy-gr.png全てが赤現示ならば赤、dummy-rd.pngという風にしました。このダミー信号機はパネル上にはありませんが、動作には支障がありません。
本当は正しいやり方があるのかもしれません。私は発見できずに小手先の手を使ってしまいました。
このせいで、TransitやDispatcherなどの便利な機能が使えないのかもしれません。。。
また、このようにJMRIはダミーの信号機やセンサー、ポイントなどを上手く活用してやれば、結構賢く制御できる可能性があると思います。ちょっとした発想で設定を簡単にできたり。出発側は、こんなややこしいことにはなりませんので、二カ所だけですね。

以上で、信号機のセットは終わりです。(ヤードのところに繋がる単線の部分は設定しておりません。)
信号機の動作を確認するために、試運転に励みます。(PC上で、在線センサーを手でオン/オフしてやることでも確認出来ます。)

タグ:DCC

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